教育計画書のやり直しという余計な仕事がある上に、本来の業務はピークを迎えている。さらにはQCサークル活動と、かなりフラストレーションがうなぎ登り中な8月の前半戦です。時間の足りない中でなんとか形にしようと奮闘しているのですが田舎モンの新入社員Tはそんなこともツユ知らずのん気なものである。連休明けの仮配属体験実習の報告資料を作らせているのですが、まったくろくなモノではない。文章が稚拙というかとりとめがなく、だらだらと長ったらしくてまどろっこしい。まるで出来の悪い外国人留学生が書いた絵日記のようになっている。それをどうにかして悪い所を理解させ、自力で直させようと指導をした。
8月のわたくし『おまえの文章は使っている言葉も間違ってるし、その上長くてくどくて何がいいたいのかさっぱりわかんねえんだ。もっと簡潔に流れを考えてうまくまとめろ。おまえの文章を何かに例えると2mの“うどん”なんだ。長すぎて上手く飲みこめないし、料理もしにくいし、だいたいスーパーの棚に2mのうどんが置いてあっても誰も買おうとは思わないだろ?ちゃんと食べやすい長さにしてやんないと相手は飲み込めんのだ。わかるか??』
新入社員T 「ん~、なんが~よぐわがねぇっすげど、なんどなぐわがっだ気がすます~。」
8月の俺『てめえぶっ殺すぞ。同じこと何回も説明して、こんだけ分かりやすく例えてやってんのに何がわかんねえんだよ』と、さすがに切れると
新入社員T 「ながださ~ん、もぉ~ぢっどぉ~やさしぐぅおすぃえでぐれませんが~」
8月『....なんでいっつも俺ばっかりこうなんだッ』と怒り心頭に発している所に
上司S 「朝から漫才やってんじゃねえよ、仕事しろ。」と、またしても書類ではたかれた。
それをみていた前席の別グループの面々は大笑いで『すばらしいトリオ漫才だ。』だの、私の指導の仕方が『上司Sの教え方とそっくりだ。上司Sイズムだ。』だの『3人の呼吸が絶妙だ』などと言いたい事ぬかしやがって...。
そんなこんなをぐっと堪えながらも、今日は実習報告の課長への事前報告会。
昨日は田舎モンが実習課題をやってみてどう思ったのか、どう感じたのか、苦労した所はどんな所なのか?を自分の力で文章にまとめる事が出来ず....。そのまま待っていたら朝になってしまうので私が代わりに考えて書いた。事前報告はなんとか凌ぎきったが課長は奴の訛りに終始怪訝な面持ちであった...。
しかし新入りTのこの先を考えると不安にもなるのだが、頼むから正式配属で俺の下にだけは来てくれるなよと部屋の天井を眺めながら祈る毎日です。
上からは叩かれ下からは翻弄され、忙殺されて過ごしていると、洗濯するのをすっかり忘れてしまい明日着ていくYシャツが無いのです....。
8月はろくな事がない。
明日は08年8月8日です。