犬猿の仲といえば、まず職場の元リーダーさんと課長が思い当たる。まぁその関係に至るまでに何かしらそのきっかけはあったのでしょうが、その溝を深めさらに確執を決定的なモノにしたのは元リーダーさんの自業自得といえるでしょう。
して、わたくしにも犬猿の仲と言える相手がいるのは自転車の仲間内では周知の事実ですが、あそこまでの仕打ちを受ける理由が、身に覚えが、思い当たるフシがまったくもってございません。
さて、前置きはおいといて今週末の出来事第2部
【苦悶のサタデーナイト編】、お話させていただきます。
浴びるほど飲んだあくる日はだるい体を引きずりながら千葉は成田までTEAM千葉軍団のデモンストレーションを見に行ったのでした。以前より一度見てみたいと思っていたのですが、なんだかんだ生デモに立ち会うのは初めてだったのです。こんな風に進行してあんな事するのかと終始関心しきりでした。みんな慣れたもので安心して見ていられます。トライアルをやっている人間ですら、『よくあんなとこから飛び降りるな』と思ってしまうほど迫力満点のうちに幕を閉じるのです。デモ終了後は会場の後片付けをし、時間が余ったのでモツ煮を食べたり、犬の散歩をしたり....。犬の散歩、そう、わたくしとは犬猿の仲にあるこの犬は外にいる時は意外に素直なのである。そして気が付けばすっかり日も暮れ明日は茨城でトライアルの草大会、今晩は埼玉の実家まで帰るかと思っていましたが四街道のお宅で泊めていただきました。そして敷居を跨ぐやいなや豹変するチャーリーという名の犬。それまでとは態度を一変させ低い唸り声をあげこちらの一挙手一投足をうかがっている。まぁいつものことなのですが、この日は少しばかりご機嫌麗しくなかったようで。
風呂に入ってスッキリした後は晩御飯にビールまでいただき至れり尽くせり。そして時のたつのも忘れお話していればいつの間にか時計の針は日付の変わり目辺りをさしている。ぼっつら寝ようかな、と、その前にトイレトイレと立ち上がればまたしても唸り声を上げる四街道の痩せ犬チャーリー。これはやべえなと判断し戦闘体制のチャーリーをあるじ殿に抑えてもらい、いざゆかん厠へ。
油断していた、まさかあの体勢からくるとは思いもしなかった....。
チャーリーをまたいだ瞬間、鴨川シーワールドのシャチの如く、天に向かい飛び上がっては、わたくしの股間めがけて襲い掛かって来るのです。ハッとした瞬間には既にタマ袋を喰いつき、
立て続けに足の甲をガブリとやられました。不意打ちを喰らったわたくしはイィッイテェエイテェッと夜中にも関わらず叫ばずにはいられない。そして噛まれた所を確認してみればじんわりと流血しているではありませんか。足よりもタマ袋の方が出血しており消毒液を塗るのですが、コレがまた火をつけたようにしみるのです。バカな鳥のようにウワァウワァと妙な鳴き声をあげて情けなくも悶えておりました。しかしもうあと数センチ深く入っていたらなんて考えると、ゾッとするのです。およそそれ程硬いとは思えないタマタマは噛み砕かれていたかもしれない。まさにタマを取られるのも皮一枚で、あわや大惨事というところでしたが、私が布団に入るとチャーリーはそばに寄ってきて添い寝してくるのです。そんな時ばかりはカワイイと思うのです。しかしながら気まぐれなこの犬が何を考えているのかは相変わらずわからん。そして何を考えているかわからんと言えば、明日は第三部【~野獣を野に放て~ 野生の王国編】をお伝えさせていただきます。
<おまけ>
本日はゆったりめのパンツをはいて会社に出社したが、股間がすれるとヒリヒリするので自然とガニマタ歩きになっていた。それに気がついた上司Sが「痔が悪化したか?」と冷やかし半分に言ってくるので『犬にキンタマ噛みつかれた』と答えると「オマエはアホかッ」とバカみたいにでかい声で言うものだから暇人どもがどうしたどうした?と寄ってきて、またイチから説明する羽目に。暇人どもがガニマタ歩きの原因をな~んだと納得すると口を揃えて「オマエはアホか?」と....。
やかましい。